13 バイオマスター SW5000XG 分解メンテナンス [メモ]
13バイオマスターSW5000XGの分解メンテをします。
10バイオマスターSW系とはスプール受けの形状が変わり、似非リジッドサポートという感じなっていますね。
確かシーズン終わりにも分解メンテをしてから仕舞ってあるハズなのですが、活躍するシーズンになったので状況確認をします。
ドラグノブとスプールを外し、ハンドル組とハンドルスクリューキャップを外します。
スプール座金を引き抜きます。
メインシャフトベアリングガイドをセットスクリューを抜いて取り外します。これは0.9mmぐらいの六角レンチで回します。スプールブッシュ、ラチェットバネ、ドラグ音出しラチェット、スプール受けも外します。
ローターをボディから外すにはローターナットを外します。これは10mmの逆ネジのナットですね。
頭が平たくて大きな三本のネジを外してローラークラッチ組を外します。
ドライバーでフリクションリングを軽く抉って外します。自分はこの下の内蹴り当りを撤去してベイルのオートリターンをキャンセルしています。
ボディ後部背面のネジを外します。
脚の前側のネジも外せばボディガードが外せます。
フリクションリングの下に隠れていたネジ二本と、ボディガード下に隠れていたネジを外し、
反対側のネジを外せばボディを開けられるようになります。
グリスもキレイに塗ってありますね。やっぱりメンテしてから使って無いみたいです。ボディガードを留めていたネジを受けるナットがボディに嵌め込んであるのを失くさないように気を付けます。
ボディ合わせ面を密封するために塗ったグリスも問題なさそうですね。
今回はメンテ不要な感じですが、せっかくボディを開けたのでボールベアリングのサイドシールドの隙間にナスカルブを一滴たらして馴染ませておきます。塩水が直接金属表面に付くのをいくらか防げそうなので。
ピニオンギア周りも同じように。
今回はボディ内の点検するぐらいで済みましたので、余計なことをしないで組み立て直します。
ハンドルノブキャップは大きなマイナスドライバーか硬貨などで外します。
左から外側で右に行くと内側になるように並べています。内側にあるベアリングはハンドルノブブッシュを置き換えたものです。メンテをしたまま使って無いようなので、ベアリングにナスカルブを注してそのまま組み立て直します。
ラインローラーも一応分解してベアリングに油を注します。先ずはこのネジを外します。
ラインローラー周りの部品をバラシて行きますが、細かくて転がりやすいのでトレーの上で作業した方が良いですね。
順番に並べてみました金色のラインローラーと灰色のラインローラーブッシュには方向性が有ります。写真に入れ忘れましたが灰色のラインローラーブッシュの中にボールベアリングが入ります。
組み立てるときはアーム固定軸の先端の爪をアームカムの穴の切り欠きにピッタリと収まるようにします。
今回は必要ないと思いますが、ドラグもバラしてグリスをチェックします。爪で抜け止めバネを外せばドラグが取り出せます。
左が内側で右が外側になりますね。黒いのがカーボン製のドラグ座金です。PE#2.5-300m巻けるリールなのに、このドラグは極端に面積が足りない気がするんですよね。
ドラグディスクにもスプール側にもドラググリスがしっかり塗ってありましたね。そのまま組み立て直しました。
結果的に分解して油を塗って組み立て直すだけでしたが、海での使用前に表面に油の被膜を纏わせ直すだけでも錆や塩噛を少しは防げるでしょうから、まぁ丸っきり無駄では無かったでしょう
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