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カーボンチューブラティップをカーボンソリッドティップに改造してみる。 [メモ]

不注意で折ってしまったNSL-782M黒鯛ですが、免責を使わずに新しい#1を購入したので手元には折れた#1が残っています。折角ですからティップ用のカーボンソリッドを購入して再生してみます。 

かなり写真を撮り忘れていますがまぁ気にしない方向でいきます。 

Lr-RIMG9171.jpg 

ロッドの折れた位置が先端から680mmで、購入できたカーボンソリッドがテーパー部400mm+差し込み部30mmですから、もともとの長さから280mm(11インチ)も短くなっちゃいます。 中間にカーボンチューブを継いでも良いでしょうけども、この際ですからそのまま継いでショートレングスのカーボンティップにしてみようとます。想定としてはテトラや堤防際にジグヘッドを落とし込む根魚釣りで使うような感じに出来ないかなと。

材料はJUSTACEのカーボンソリッドティップST-400MHです。ガイドは折れた#1から取り外して再使用します。

 

 

まずは折れた#1のティップ側を除去します。切断中に繊維方向に入っているヒビが伸びないように、テープを円周方向に巻き上げて補強して、リューターに切断砥石ディスクを付けて切り取りました。 

切り取った先端側に残っている踏み割ったクラックの入っている部分も同じように切り取りました。丁寧にガイドを外してから残ったスレッドとエポキシを掃除してしまっておきます。外したガイドも掃除して再利用の準備をしておきます。 

Lr-RIMG9177.jpg

残った#1の元側の先端の内径と、差し込むカーボンソリッドティップの元側の外径の差を調整します。 マスキングテープを差し込み側にクルクル巻いてピッタリくる太さを測ります。多めに巻いたマスキングテープを剥がして切り詰めながら調節すると簡単ですね。やっぱり結構なクリアランスがあります。

Lr-RIMG9179.jpg 

測った太さを元にスレッドを巻きつけて重ねて行きます。だいたいピッタリぐらいになったらエポキシ接着剤を染み込ませて固化します。ドライヤーで加温して流動性を上げると芯まで染み込ませられます。 

Lr-RIMG9183.jpg 

固化したら表面を紙やすりで薄く削って緩すぎず硬すぎずに差し込める程度に調整します。カーボンソリッドティップの反りや曲がりなどのクセを見て取り付ける方向を決めたら、エポキシ接着剤を差し込まれる側に少し押し込んで、差し込む側の表面にも塗りつけて差し込みます。ティップを下にして吊り下げて固化させるんですが、この時にも吊り下げた状態でドライヤーを使って加温してエポキシ樹脂が接続部に充填されるようにします。

Lr-RIMG9188.jpg 

接続部には大きな段差がありますが、カーボンロビングを巻いてエポキシを含浸させて、ウエットカーボンにしてから削り出してテーパーを調整します。その準備でブランクの外側も薄く削って巻き代を作りましたが、削ったカーボンパイプには薄いクラックのようなものが伸びているのが見えますね。この部分はウエットカーボンで上から固定しますし、この部分にはガイドを取り付ける為にスレッドで円周方向に締め上げるので問題はないでしょうw

 Lr-RIMG9215.jpg

X字になるように二方向からカーボンロビングを巻きつけて行きます。固化してから削りだすので多少凸凹になっても構いません。巻き上げたらエポキシ樹脂を塗りつけてドライヤーで加温して染み込ませます。カーボンロビングは巻き付ける際にバラけ易いのでテープで端を固定して、更にスレッドを巻きつけて力を入れて巻いてもずれないようにしてあります。

Lr-RIMG9217.jpg

こんな感じでみっちりと巻きあげて固定したらエポキシを塗り込みドライヤーで加熱して良く染み込ませていきます。 

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不格好に固まりましたがこのほとんどは削り取ってしまうので問題ありません。要は中の部分にスが入ら無ければいいんです。 

Lr-RIMG9222.jpg 

しっかりと固化してからブランク保護のマスキングテープや、ロビング保持のテープやスレッドを剥がします。凸凹のままで固化した要らない部分はざっくりと切削して大まかな形にしてみます。

Lr-RIMG9223.jpg

スムーズなテーパーになるようにダイヤモンドファイルと紙やすりで丁寧に削って行き、とりあえずチューブラとソリッドをテーパーで繋いだブランクが完成しました。このテーパー部はそのままでもエポキシコート保護しても良いと思います。

 

トップガイドと4番ガイドは場所が着く決まっていますから先に取り付けてしまいます。 

Lr-RIMG9277.jpg 

2番3番4番のガイドはマスキングテープで仮止めして糸を通し、 負荷をかけてベンドカーブを見ながらガイドの位置を調整します。堅めのソリッドティップですがちゃんと使えそうな感じのカーブに出来そうですね。

Lr-RIMG9278.jpg 

元々のガイドと同じように金色の飾り巻きを3巻きしてから黒いスレッドで巻き上げました。 

 

 

 

レングスは211cm=6ft11inになりました。命名則に則るとNSL-S6112MH黒鯛改って感じですかね。とても判りにくい呼称になってしまいますがw

元が7ft8inだったのが9in=23cm程も短くなってしまったので、果たして使い物になるのかどうか楽しみだったりします。 

 


タグ:ロッド改造
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