糸巻きトップガイドの交換 [メモ]
割ってしまったCBJS-110MHのトップガイド、E-MNST 10H 2.8を交換します。
まずは破損したガイドを外す前に定規を当てて写真に撮っておきます。
黒色スレッドの巻いてある部分の長さは10mmです。端が金色の飾り糸で1mm、そこから4mmに銀色の飾り糸が1巻きされています。
トップガイドは筒内に差し込んだティップに塗ってあるホットボンドと、ガイドフットの上に巻いたスレッドにエポキシ樹脂を含浸させて固定していますから、先ずはガイドフットの上のスレッドを削ぎ落としてブランクからを取り外します。カッターナイフで簡単に削げます。
ガイドフットが露出するように削れば、Cの字型に残ったスレッドを捲るように剥がせます。殆どの場合はブランクから綺麗に分離できますが、カスのようなエポキシ樹脂とスレッドが残った場合はカッターナイフの刃を立てて丁寧にこそげば、ブランクに傷を入れずにとり切る事が出来ると思います。
スレッドを外したトップガイドはヒートガンや半田ごてやライターで加熱してホットボンドを溶かせば、軽くプライヤーなどで引き抜けると思います。
今回はちょっと面倒ですがトップガイドの筒をダイヤモンドファイルで削ってニッパーで開いて外しました。 再使用できないリングの壊れたトップガイドですし、熱を入れすぎてティップの組織を壊すとかしでかしそうなので安全策を取ります。
綺麗に外せましたが取り外したティップ表面にはホットボンドのカスが残っています。
ガイドフットの先端はちゃんと削って薄くしてありますね。
同型ガイドの新品はそのままだと厚みが有るので薄く削らないといけません。
ティップの先端をU字型に折り曲げた紙やすりで軽くつまんで、クルクル回して表面に残ったゴミを掃除します。新品のトップガイドの筒にスムーズに収まれば問題ないので、やりすぎてブランクを痩せさせない程度で。
新品のガイドフットの先端もダイヤモンドファイルで削って薄くします。
これでガイド取り付けの準備はできました。
後はガイドの向きに注意してホットボンドかエポキシ接着剤で固定してから、スレッドをラッピングしてエポキシコート剤で固めれば完成です。
綺麗に出来ました
中間に1巻き入れた銀色の飾り糸が黒色のスレッドに埋まっちゃって見えにくくなっちゃいましたがまぁいいですw
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