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糸巻きトップガイドの交換 [メモ]

割ってしまったCBJS-110MHのトップガイド、E-MNST 10H 2.8を交換します。

RIMG9151.JPG

まずは破損したガイドを外す前に定規を当てて写真に撮っておきます。 

黒色スレッドの巻いてある部分の長さは10mmです。端が金色の飾り糸で1mm、そこから4mmに銀色の飾り糸が1巻きされています。 

RIMG9159.JPG

トップガイドは筒内に差し込んだティップに塗ってあるホットボンドと、ガイドフットの上に巻いたスレッドにエポキシ樹脂を含浸させて固定していますから、先ずはガイドフットの上のスレッドを削ぎ落としてブランクからを取り外します。カッターナイフで簡単に削げます。 

RIMG9160.JPG

ガイドフットが露出するように削れば、Cの字型に残ったスレッドを捲るように剥がせます。殆どの場合はブランクから綺麗に分離できますが、カスのようなエポキシ樹脂とスレッドが残った場合はカッターナイフの刃を立てて丁寧にこそげば、ブランクに傷を入れずにとり切る事が出来ると思います。 

RIMG9162.JPG

スレッドを外したトップガイドはヒートガンや半田ごてやライターで加熱してホットボンドを溶かせば、軽くプライヤーなどで引き抜けると思います。

今回はちょっと面倒ですがトップガイドの筒をダイヤモンドファイルで削ってニッパーで開いて外しました。 再使用できないリングの壊れたトップガイドですし、熱を入れすぎてティップの組織を壊すとかしでかしそうなので安全策を取ります。 

RIMG9163.JPG

綺麗に外せましたが取り外したティップ表面にはホットボンドのカスが残っています。 

RIMG9164.JPG

ガイドフットの先端はちゃんと削って薄くしてありますね。 

RIMG9165.JPG

同型ガイドの新品はそのままだと厚みが有るので薄く削らないといけません。 

RIMG9166.JPG

ティップの先端をU字型に折り曲げた紙やすりで軽くつまんで、クルクル回して表面に残ったゴミを掃除します。新品のトップガイドの筒にスムーズに収まれば問題ないので、やりすぎてブランクを痩せさせない程度で。 

RIMG9167.JPG 

新品のガイドフットの先端もダイヤモンドファイルで削って薄くします。

これでガイド取り付けの準備はできました。

後はガイドの向きに注意してホットボンドかエポキシ接着剤で固定してから、スレッドをラッピングしてエポキシコート剤で固めれば完成です。

 

Lr-DSC07115.jpg 

綺麗に出来ました[ぴかぴか(新しい)] 

中間に1巻き入れた銀色の飾り糸が黒色のスレッドに埋まっちゃって見えにくくなっちゃいましたがまぁいいですw

 

 


タグ:ロッド修理
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