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SKR-T782AJIのトップガイド交換 [メモ]

先々月の釣行時にメジャークラフトのアジングロッド、スカイロード SKR-T782AJIのトップガイドのSiCリングが脱落してしまったので、トップガイドをFUJI製の新品に交換します。


トップガイドを交換しなくてもリングを接着し直せばとりあえず大丈夫なトラブルだったはずなんですが、リング脱落に気がついてロッドをしまおうとした際に、うっかりガイドからラインを引き抜いてリングを失くしてしまいました。小さいトップガイドなのですが部品で買うとお高いのにもったいなかったです。しかも壊れた時の写真も無くしちゃいましたw


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このロッドはKガイドコンセプトのロッドなのですが、超ライトゲーム用なのでトップガイドはブリッジ無しのLFガイドです。ブリッジが無いのでごく稀にトップガイドにラインが絡むことがあり、細いラインがキッチリと締まるとジグヘッドの針先などで引っ掛けるように解すのですが、その時にラインを傷めてシステムの組み直しをすることになって面倒です。この際ですからちょっとぐらい重くなっても良いのでブリッジ付きガイドT-KGST4-1.1に交換します。


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まずは軽くエポキシで固めてあるスレッドを剥ぎます。このタイプのトップガイドは段差を埋めるためだけにスレッドを巻いてあるので、あまりザックリ行くとティップ自体に傷が入っちゃいますのでスレッドの繊維を感じながらこそぐ感じですかね。ある程度削ったらロングノースプライヤーの先でスレッドのみを毟る感じで剥がします。


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トップガイドを外します。ライターで軽く熱を入れてプライヤーで引き抜くのですが、内部に挿さっているティップ先端を焼いちゃうといけませんから、遠火で少しずつ加熱して引っ張るのを繰り返して外します。


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外しました。パイプ長は一緒ですがガイドリング周りのブリッジなどでだいぶ重さが変わりそうですね。


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ティップに残った接着剤やスレッド滓を紙やすり等でキレイに掃除しました。


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トップガイドとティップ先端はホットボンドで接着します。これだと再度ティップ交換するときにも加熱すれば簡単に抜けますね。グルースティックをライターで炙って流動性がかなり上がるまで加熱、ティップ先端に巻きとるように塗り付けたらトップガイドに挿しこみます。はみ出た分は固まれば簡単に毟れますので適当に。


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このままでも実用で問題は無いんでしょうけども、トップガイドのパイプとティップ自体の段差を解消するためにスレッドを巻きます。このぐらいの段差でも扱うラインが細いのでトラブルの元になりかねませんからね。


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黒い糸で巻き銀糸で飾り巻きを入れます。


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スレッドを巻いた長さも短いですし無塗装ブランクスですから、スレッドコート用のエポキシを出すほどでもないのでエポキシ接着剤でコートします。


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スレッド上にエポキシ接着剤を塗り付けたらドライヤーで加熱して染み込ませて、偏りが無いようにコート層を作ったら吊り下げて固化させます。固化してから成形できるので適当でいいと思います。


特に難しい事も無く修理完了。このロッドも戦列復帰できました。



タグ:ロッド修理
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