頼む木の下に雨漏る [休日]
火曜日はソロでヒラマサ狙い、場所は先週の月曜日に悔しい思いをした地磯。
「当たったのを全部掛けて全部獲る!」ロッド&リールはガチタックルを準備、ヒラマサ用のシンペンはフックの番手を上げた新品に交換。 針に触ったのを逃がさずゴリ巻でやっつける作戦です!
午前4時に駐車スペースに到着、休日なので混雑を覚悟しましたがそうでもないようです。今週は潮位が低いので本気組は一級磯に上がるでしょうから自分の目当ての磯は空いているはずです。
さっそく準備を開始します。ライジャケにルアーボックスやリーダーを詰め込み、ロッドにリールをセットしているとU村さんが到着、一緒に降りましょうと話をしてから準備を進めます。
U村さんが支度する間に自分はロッドを組み立ててラインを通して接続金具をセット・・・ロッドを組み立て・・・ロッド?
またヤラカシました
TMSRS-110/11(ヒラスズキロッド)のバットとTMRPS-111/13PS(ショアジギロッド)のティップを持ってきてしまいました
もちろん継ぎが全然合わないので使えません
しかも悪いことにロッドはヒラマサ用の他には、対ショゴ~子カンパチ用のNSL-782M-黒鯛しか持ってきていません。
合わせるリールは樹脂ボディのEXSENCE CI4+ C3000HGMです。しかもラインは先週のWX8 #1.5からHARDCORE x8 #1.0に巻き替えて来ちゃいました。
こうなったら被撃墜数を重ねて誇ってやりましょう
50cm位のチョロ政が掛かればこのタックルでも勝負になるでしょうしw
一級磯方面に向かうU村さんに「何本ブチ切られたか報告しますよ」と強がりを言ってお目当ての磯に向かいました。
朝焼けの入り江の出口に向けてシンペンをヨッコラショとふんわりロングキャスト。得意のスロージャークで表層直下を意識しているであろうヒラマサを誘います。
五時に釣り始めて二十五分が過ぎた頃、アダージョ105にジャークを入れて少しテンションを残して漂わせた瞬間にひったくるような強烈なバイトが来ました。 ゴンゴンと重い引きが細いラインの先に良型ヒラマサが居るのを教えてくれています!
・・・さてと、掛けちゃったけども、これはどうしたら獲れるのかな
シャッタースピード1/45秒ですがスプールが高速回転しているのわかりますか?w
チュイーンと甲高いドラグ音を立ててEXSENCE CI4+ C3000HGMが糸を吐き出します。PE#1.0にセットしたドラグじゃファーストランは好きに走らせるしかないです。低い足場の先端に出てフルベンドしたNSL-782M-黒鯛を右手に高く掲げてブレイクのエッジを躱して走らせます
柔らかく短いロッドなのでランニングコントロールが大変ですが、何とか入り江中央部のオープンエリアに向かわせることができました。 根がキツい外房エリアなので普段は走らせたら負けな短期決戦をしていますが、今日はタックルが弱すぎるが故に走らせて消耗させる持久戦になりました。
入り江対岸のドロップオフ=ブレイク下あたりまで走ってファーストランが止ったので少しドラグを締めてポンピングして少しずつ巻き上げますが、まだまだ元気で巻いた分はスグに出されてしまいます。
三度、四度と巻いては出されてを繰り返していると少しサカナが弱ってきたのが感じられたので、ドラグを更に少し締め込みポンピングしてリールを巻きますが、思い出したように走り出すサカナに為す術もなくラインは引き出されます。
一進一退を繰り返しながらもサカナが入り江の中央を越えてこちら側まで引き寄せられたのは感じられますが、まだまだ元気でボトムに張り付いて浮き上がってきません。 ビクともしなくなったらベイルをオープンにしてテンションフリーで自ら泳ぎ出すのを待ちます。
入り江のボトムに沈んだままで中央部から手前に寄せてしまうと、ブレイクエッジでラインを擦って切られてしまいます。ブレイクエッジの海藻にラインが当たる感覚がしたところで巻き上げをやめて走らせてエッジから離します。ドロップオフ上の水深はチェストぐらいなのですが、東からのウネリがキツく当たってくるので立ち込むのは危険です。潮位がもう少し低いかウネリが当ててなかったら水に立ち込んでエッジを交わすのですけど無理ですね。 沖でやり取りして消耗したサカナが浮いてくるのを待ちます。
10分後、やっとサカナが浮きました!時間をたっぷりかけて浮かせたサカナにはもう抵抗する体力もほとんど無くなっていました。 浮かせたまま足場の磯に這い上がるウネリに乗せてランディング成功!
チョロ政どころじゃなくって良い政さんです。我ながら大金星ですよ
N-ONE:NSL-782M-黒鯛は良い仕事をしてくれました。ルアー負荷5g~20g/適合PE#0.6~#1.2のライトゲームロッドですが、新素材で造られたブランクスは軽いのにしっかり粘ってくれます。EXSENCE CI4+ C3000HGMも一号ラインでポンピングして巻き上げる分にはストレスを感じないですし、いいサカナでこのセットに入魂できました♪
海の向こうに見えるU村さんとO野さんとガッツポーズの交歓をして見せます。
お茶とどら焼きで朝ご飯、まだ出来そうですが満足しちゃいました。完調じゃない右腕で無理をしたので結構疲れましたし上がりますか。
口の先から尻尾の先まで81cmってところです。このタックルで獲れたのは我ながら誇らしいです
梢から滴り落ちてきたのは慈雨でした。 これで三週前からのモヤモヤがやっと晴れました
ジャイアントキリングタックル
NSL-782M-黒鯛 + EXSENCE CI4+C3000HGM + HARDCOREx8 #1.0 + POWERLEADER FC 20lb
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