shearing [休日]
月曜日は外房磯に立ってきました。
G村さんが熱望する磯があったのでいつもより少し早く待ち合わせましたが、既に何処にエントリーしたか判らない車両が一台。駐車スペースで準備をしているのがG村さん・O野さん・U村さん・U田さん・自分で5名。U村・U田組はG村さんと同じ磯を希望しています。知り合い5名なら上手くできますけれども、駐車車両の主がその磯に居た場合は明らかにオーバーキャパです。
G村さんに判断を委ねましたが、O野さんと一緒にこのところ通い詰めている磯に入ることになりました。
夜明け前から磯周りにいるヒラメやマルスズキを狙いましたが反応無し。ルアーを投げても潮の流れが感じられません
O野さん「ちょっと微妙な気配なんでお土産ヒラスズキを獲りに行ってきます」
暗いうちから付随するサラシ場に移動してアチコチ撃つ手順を踏んで本命ポイントに移動。すぐに結果が出ましたw
サカナを掲げたO野さんがジェスチャーで我々を呼んでくれています。サカナが釣れたのを見てハイエナしに行くのはカッコ悪いと思うのですが、今日はO野さんとヘッポコ二人組しかいないので恥を忍んで周りを撃たせてもらいに行きました。
カッコいい写真が欲しかったので朝日に向かうO野さんを撮りに行き、水中でカメラを構えてロッドが曲がる瞬間を待っていたのですが…
O野さん「早く!早く!何やってんの!?」 「ここに乗って!早く投げないと!」
ジェントルなO野さんの修造スイッチが入っています。まだまだ出るような状況なのに自分たちに釣らせてくれようとするんですよね
邪魔にならない周りで遊ばせてもらおうと思っていたのですが、お言葉に甘えさせていただきます
すんなりとお土産確保成功です
バイトが多い割にナカナカキャッチできませんでしたが、こんなヒラゲームもあるんですねw
自分は釣れたのですがG村さんは根掛かりでラインブレイクして戦線離脱。
ノットを組直して戻ってきたG村さんにO野さんがレクチャーをしてあげますが反応無し。。。
ノットを組んでいる間に潮位が下げてサカナも抜けちゃったようです
悔しいG村さんのタコツッパリモード。自分はよく見る光景ですw
夜明け前には潮も動かずに生命感も感じられなかったのですが、この時間になったら海が一変していました。 はるか沖の潮目の上空には鳥が舞い、何艘もの引っ張りの漁船が行ったり来たりしています。
黒潮の手前で押されて滞る潮だったのが、一気に押し払われて流れ出したような感じですかね~
画面の真ん中近くにをこちらに向かってくる漁船が引っ張りの船、右上を横切っていく船は勝浦港に戻るカツオ漁船ですね。引っ張りの船は疑似餌と潜航板の付いたトローリング仕掛けを結んだ釣り糸を、両舷から伸ばした竿先に引っ掛けて引っ張っています。
引く漁船の速度は馬の速歩ぐらいですかね。サカナが掛かると竿先から糸が外れて、それを漁師さんが手繰り寄せて取り込みます。
O野さんG村さん、もちろん自分もヒラマサを狙って頑張って投げますがコンタクトはありません。
そうこうしている間にO野さんがお仕事で撤収されていきます。 今日の獲物は最大70程のヒラスズキ三尾です。
O野さんが一尾釣った後に自分とG村さんをキャストポイントに立たせてくれてサブポイントに移動→O野さんがすぐにサブポイントで二尾目追加、自分がその直後に一尾釣って退避場所でストリンガーを設置→自分がキャストポイントに戻ると、G村さんがラインブレイクで退避場所へ→O野さんがキャストポイントに立って三尾目を追加。
これだけ反応が良い場所でハンデを貰っても3-1-0と圧倒されちゃう始末です
O野さんが上がられて一時間ほど昼寝をして釣り座に戻ると、海は更に生命感があふれる素敵な状況になっていました
このグライダーの様に長いウィングスパンを持つ鳥はオオミズナギドリです。翼上面が暗灰色で下面は白色なので、遠目には黒っぽく見えます。
オオミズナギドリは英名でStreaked shearwater=『縞模様の水を切り裂く(モノ)』です。
streakedは縞模様の有るって意味ですけど、髪を束状に染めるカラーメッシュもstreakedですね。stripeになる細縞との基準が判りませんw
shearは剪断、断ち切るって意味ですよね。髪を切ったり、毛を刈ったり…剥ぎ取り奪い取るって意味もありますけどw
この場合のshearは空を裂くように飛ぶことや、水面を裂いて進むことを意味します。 waterはそのまま水ですね。
名前の通りに水面を切り裂くような高度を維持して、カタクチイワシなどのベイトフィッシュの群れの上を飛び回るんですよね。 ベイトフィッシュが水中からプレデターに襲われて水面に逃げる瞬間に襲い掛かります。
高度を取って狭い旋回半径で周回しながらベイトフィッシュが水面に追われる瞬間を待つカモメ類とは対照的です。
しかし英語名ってカッコイイですよね。『ストリークト・シャーウォーター』ネイティブアメリカンの名前みたいです。和名も『オオミズナギドリ』と特徴を表しているのですから、たんなる英語コンプレックスに間違いないんですがw
のんびりと写真を撮ったりしながら投げていましたが、 射程距離のギリギリ圏外までに接近してきました
ここぞとばかりに思いっきりキャストしてボイル地点からサカナをおびき寄せようとアピールを入れます
釣れちゃいましたよオオミズナギドリちゃん
この胴体側面の暗灰色の縞斑がstreakedなんです。
そう言えば白髪交じりの髪色もstreaked hairって言うんです…なんか写真を見ていると白髪交じりっぽい体色の事を表現している気がしてきましたw
脚に掛かった針か糸は捕まえて大人しくさせる過程で勝手に外れました。翼が長すぎて?滑走するか飛び降りないと離陸が出来ないので、手に乗せて上に投げて飛ばしてあげます。
そのまま羽搏いて沖の群れに戻っていきましたので怪我もないようです
遥か南西に見えているU村・U田コンビが撤収されたので我々も帰り支度を始めます。
一番上がG村さんがどこかから持ってきた?ヒラスズキ?
真ん中はG村さんがO野さんに土下座して施してもらったヒラスズキ。
一番下のトランジスタグラマーなセクシーボディが自分の獲物、ヘラブナっぽいですが小ヒラです。
(命を奪わせてもらいました。美味しく食べさせていただきます)
瞳孔が収縮して保護色で黒みを帯びていた魚体が銀色に戻っています。
磯から上がるときに通る海辺と駐車スペースを結ぶ小道の両脇に茂る草が刈られていました。 夜明け前に海に降りた時には草が茂っていて道を覆い隠しそうになっていたのですが、漁師さんが綺麗に刈ってくれたのでしょうね。
釣り人が行き来するのを許してくれているうえに、文句も言わずに整備してくれているんですよね。もっと親しくなれば「いつもありがとうございます」って差し入れもできるのでしょうが、自分程度の人間がそんなことをしたら逆に失礼になりそうで
公園でお昼ご飯を食べていたU村さんと情報交換をして着替えて昼寝をしてきました。サラシ撃ちでヒラの1バイトがあっただけでノーフィッシュ。だけども、7kg程もあるカンダイ(コブダイ)を捕まえたそうです。ベラの仲間なので夜間は磯の隙間などに寄り掛かって寝ているんですよねw
コットの上でパンイチで寝かけていた時に誰かの声で目が覚めると、I田さんが夕マヅメを撃ちにみえたそうでご挨拶。今日は片道二時間かけて外房。明日明後日は伊豆に釣行の予定だそうです。
結果を出す面々はタフで目的がしっかりしていますよね
昼寝から覚めて帰宅する途中で珍しく小湊鐡道の踏切に引っかかりました。 田園風景と国鉄色はものすごく似合うと思います
ヒラマサタックル
TMRPS-111/13PS + 13STELLA SW8000HG + X-wire8 #4.0 + POWERLEADER CN 60lb
ヒラスズキタックル
TMSRS-110/11 + 13STELL SW5000HGS + X-wire8 + POWERLEADER FC 30lb
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