ハバノリ [日常]
去年の暮れに生のハバノリをイタダキました。
ハバノリは冬の磯場に生える海藻で、房総では"ハバがきくようになる"縁起物として、お正月のお雑煮に入れて食べる習慣があります。
今年の価格は二枚で¥2280!こんなの高くて手が出せませんよΣ(・ω・ノ)ノ!
ボウル一杯のハバノリを水の中で汚れや、違う海藻と細かい生き物を洗い流します。
板ハバノリに加工してあると香りは弱いんですが、この生藻を洗うときにはすごくいい香りがしました。
生のハバノリはこんな感じです。葉はツルツルしてて結構分厚いです、スサビノリ(いわゆる海苔)が透けるように薄いのとは大違いです。
この厚さが口の中で触るのが食感としてはあまり良くないです。巨大なヒトエグサと言うかプラスティックフィルムと言うかw
水を張り替えながら綺麗に洗いあげたら、台所のゴミ取りネットに詰めて洗濯機で脱水します。
ウチは二槽式の洗濯機もありますからこういう時には便利ですね。
水気を切ったら株元の岩に張り着く根を取り除きます。 結構固いので面倒でも見落としが無いように少しずつ取り分けて丁寧にやります。
わざわざ板にするのも面倒なので目笊に広げて天日で二日三日ぐらい干します。
ボウル一杯あったハバノリも乾かしちゃうと拍子抜けするぐらい小さくなります。
これじゃあ高く売れませんよね(´-ω-`)
枠付きの簀の子に並べて干して板にする理由が判りましたw
乾いたハバノリを炙ってから軽く揉んで、お雑煮にパラパラっと散らしたら香りも良いし口触りも硬すぎずで美味しかったです
正直なところは板ハバノリは香りも良くないし、口に触るしで好きではなかったんですが、生ハバノリが美味しくて驚いちゃいましたよ。
もう一つは寿司屋のご主人に聞いたハバノリの食べ方。
炙ったハバノリを袋に入れて細かく砕きます。
細かく削った鰹節に混ぜて。
ご飯に乗っけて醤油を垂らして頂きます。美味しくないワケが無いです。
式根島の何とかってスーパーのハバノリ弁当がこんな感じで美味しいと言っていました。
今回は全部乾かしちゃいましたけれど、生のままで味噌汁の具などにすることもできるそうなので試してみたくなりましたw
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