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10 バイオマスター SW8000HG/6000HG 分解メンテナンス [メモ]

10バイオSWは仕組みが簡単ですし部品は付くようにしか付かないんですが、慣れない人は外した順番に並べておくといいと思います。

ドラグノブ・スプール組み・ハンドル組み・ハンドルスクリューキャップを外し、メインシャフトからスプール座金・スプール受けを引き抜きます。

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ピニオンギア露出部のネジ山に掛かっているローターナット(12mm)を外して回転枠を外します、ローターナットは緩み止めの固定ボルトを抜いけば回せます。

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ローラークラッチ組みを固定ボルト4本を抜いて脚無しボディ(プラ)から外します。 フリクションリングは柔らかい樹脂で出来ているので先の薄いマイナスドライバーなどで丁寧に外します。

自分はフリクションリング下にある内ゲリアタリと固定ボルトを撤去して、ベイルのオートリターンをキャンセルしています。

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ボディガードを固定ボルトを外してボディからはずします。

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ボディ側面に4本ある固定ネジを外せば、脚無しボディと脚付きフタが分離できて、ボディ内部にアクセスできるようになります。

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ボディとフタの合わせ面に、先程外したボディガードの固定ネジを受けるナットが挟み込まれているので無くさないように気をつけます。 

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簡単に済ますならこの状態で古いグリスをブレーキクリーナーで洗い流して、新しいグリスを注脂するだけでも大丈夫です。一応はドライブギアとピニオンギアを保持するボールベアリングにゴロ付きが無いかもチェックした方が良いですね。 

 

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ドライブギアを軸の両側のボールベアリングも一緒に取り出します。ドライブギアとボールベアリング間にはワッシャー(シム)が挟まっている場合が有りますので、何処にどのワッシャーが挟んであったのか間違えないように並べて置いたほうが良いです。

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ピニオンギアも両端のボールベアリングごとボディから引き抜きます。

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大端側と小端側の其々のボールベアリングとボディの間にもシムが挟んである場合が有ります。このシムは展開図にも記載されてなく、品番が設定されていないので無くしたり曲げたりしないように丁寧に扱います。

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ウォームシャフトカバーを留めている固定ネジ二本を外してカバーを外します、ウォームシャフトブッシュ(前)とウォームシャフトブッシュ(後)を外して、ウォームシャフトと摺動子ガイド二本をとりだします。ウォームシャフトブッシュ(後)とウォームシャフトの間には座金(シム)が挟まっている場合があるので無くさないように並べておきます。自分はウォームシャフトブッシュ(後)をボールベアリングに交換してあります。メインシャフトと摺動子とウォームシャフトピンも組み合わさった状態で取り出しておきます。

ウォームシャフトギアを取り出すためにストッパーレバー周りを分解していきます。クリックバネを無くさないように気をつけて、ストッパーカムとストッパーレバーを固定するネジを外して分離するとストッパーカバーが外せて、ウォームシャフトギアが取り出せます。

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メインシャフトにネジ二本で留まっている摺動子を取り外して、摺動子にウォームシャフトピン押さえ板を留めているネジを外せば、ウォームシャフトピン押さえ板を外してウォームシャフトピンとウォームシャフトピンカラーが取り出せます。ウォームシャフトピンカラーと押さえ板の間にも座金(シム)がはいっている場合が有りますから無くさないようにします。

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これでボディ内の分解は完了です。後は洗浄・給脂して組みなおしていくだけです。

 

ボールベアリングも古いグリスを除去して、ドライの状態で回してみて異常な鳴きやゴロ付きが無いかを確かめて、新しいグリスを詰め直します。自分は洗浄はブレクリ→機械油漬け→無水エタノール洗浄→ブレクリで洗浄して、ボールベアリングのグリス詰め替え専用SSTでグリスを詰めています。

 

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ウォームシャフトとウォームシャフトギアを接続したら、ストッパーレバー周りを組み立てて、それから摺動子ガイドにメインシャフトに取り付けた摺動子をセットして各摺動部にはグリスを塗ります。グリスを詰め直したドライブギア両端のベアリングもセットしておきます。

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ドライブギアにグリスを盛って取り付けます。 

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ピニオンの内側もメインシャフトと摺り合うのでグリスを塗ります。 

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ボディとフタの合わせ面にもグリスを塗って封止します。

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ボディカバーの固定ネジを受けるナットも忘れずに取り付けてグリスを盛ります。 

コレでボディとフタを合わせてネジ四本を締めればボディ内部のメンテナンスは完了です。各部を戻していきますが、ローラークラッチ組はインナーを外してブレーキクリーナーでハウジングを脱脂、機械油を塗ったインナーをハウジングに戻して簿ボディに取り付けます。 

ローターをボディに取り付ける際はナットを目いっぱい締めると回転が渋くなるので、適当に加減して締めて緩み止めボルトでロックします。ボディカバーやスプール受けや、ハンドルを付けたら回してみて異常がないかを確認します。

 

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ドラグは簡単にバラせますね。ブレクリで脱脂してドラググリスを塗り直して組み立てます。

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ハンドルノブは分解してボールベアリングを洗浄して給脂して組み直します。メンテも簡単な場所なので軽いグリスや乾きにくい潤滑油でもいいかもしれないです。 ハンドル軸やノブ内壁に薄く潤滑油を塗って組み立てます。ここも片側はカラーなんですがベアリングに差し替えて有りますね。

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ラインローラーも細かいし向きが分かりにくいかもしれないですが、方向や位置が有ってればスッキリ収まるので実際に作業すると悩むことは無いです。ここのボールベアリングも洗浄給脂して組み直します。カラーや軸との接触部には薄く潤滑油を塗って組み立てます。 

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ベイルの可動部には潤滑油を注して置けば大丈夫です。たまにベイルの位置を保持しているバネにもグリスを塗って上げましょう。

 

バイオマスターは部品点数が少なくて分解メンテを覚えるのにちょうどいいですよね。ボールベアリングの洗浄給脂が道具が無いと面倒なだけでやっちゃえば何とかなるとおもいます。

 


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