ワタナベ

スマの事を千葉ではこう呼びます。胸にある三ツ星が渡辺の家紋のようだからだそうです。

丸々太った渡辺さん惚れ惚れする体高のスマです

数年前に南房で一度釣ったことがあるのですが、千葉のショアではまず狙って釣れるようなサカナじゃありません。脂の乗った晩秋のヒラソウダやハガツオを食べたことはありませんが、自分が食べたカツオ類で一番美味しかったのがスマです。 

カツオ類は血抜きをしないで氷締めにしたほうが美味しいそうなので、今回は氷締めにして刃物を入れずに持ち帰りました。 

クーラーボックスの中で氷漬けにして一日置いたスマは、皮ぎしの脂もぼやけないでしっかりと層を保っていてカツオの旨味も濃厚です

モチモチというよりもモチトロっとした食感でとても美味しいです( *´艸｀) 

氷漬けで保存して来た新鮮なサカナですから、血抜きなんかしなくても血生臭さは全く感じません。血を抜くと旨味も抜けちゃうそうなんですよね。 

 

 

O野さんがジグで釣ったウメイロもいただいちゃいました！

見た目通りにアオダイの近縁種ですから美味しくないわけがないですよね。 

薄くピンクがかった身と明るい色合いの血合いがきれいです。少し柔らかめの身質ですけども上品で美味しいです。 狙えるなら狙って釣りたいサカナですよ

 

 

キープが一尾だけだったアカハタちゃんです。数が揃わなかったので逃がしてあげればよかったなぁ… 

とか思っていましたが、やっぱり美味しいですよね。 薄造りでもシッカリとした歯応えがあるので、小さいサカナ一尾でもちゃんと食べられちゃうんです。

 

 

今回はショゴは二人でこの一尾だけしか釣れませんでした。小さいサカナがくの字に曲がって余計小さく見えて切ないです。 

ショゴも美味しいんですが今回は相手が悪かったですよ。スマ・ウメイロ・アカハタの刺身を相手にすると美味しさが霞んじゃいます。

売れ残って翌朝に”漬け”になって出てきました。 

もともとショゴサイズは身質がきめ細やかで食感が良い反面で、脂の乗りがまだ少ないサッパリした味ですから仕方ないですよね(;´･ω･)

 

銭洲ぐらいの緯度になると余計に小型のショゴには脂が乗りにくいのもあるんでしょうか。

八丈島の釣宿のご主人が「八丈のカンパチは5kgはないと美味しくない。美味しくても身が大きすぎるからあまり値段が良くない。三宅のカンパチは3kgから美味しくなって、そのサイズだと身質も良いから値が良い」なんて話していたのを思い出します。 

確かにブリ・ヒラマサ・カンパチの御三家で大型が珍重されるのはブリだけですよね。歯応えの強いヒラマサとカンパチはどうしても大型になると身の組織が口に障るんですよね。 

 

 

O野さんにいただいたスマ４尾。 

ワンサイズ小さくなりますけども多分これでも十分美味しいですw

お裾分けに配るのでサクにして念の為に味見。

・・・このサイズでもやっぱりスマはスマでした

美味しいうちに食べてもらおうと一尾分ずつ三軒に配りました。

残りの一尾はフライ？カツ？にしてみました。

 

美味しくないワケが無いです 

 

 

捌いたスマは20cmぐらいあるイカを食べていました。

でっかいタコベイトを試す価値はありそうですよね 

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