ケンムンが湧くまで育てる [メモ]
うちのPCで”がじゅまる”と打つと変換候補に”賀寿丸”とでてきます。MSにフィードバックしているのでそのうち皆さんのFEP=IMEも汚染されてくると思いますw
奄美大島は島内あちこちの集落で大きなガジュマルが木陰を作っていて、お爺ちゃんお婆ちゃんが木陰でのんびり過ごしているのをよく見かけます。
夏のガジュマルの梢には赤く熟した果実がたくさんついていて、根元には完熟した実が沢山落ちています。
ガジュマルは鉢植えの観葉植物としても利用されていて、多幸の木とか呼ばれてインテリアグリーンになったり、盆栽に仕立てたりとかしている写真がネットで検索すると沢山出てきます。
面白そうなので8粒ほど持ち帰ってきたので、9月の初旬に蒔いてみることにしました。
乾燥した果実をナイフで割って中身を取り出します。ガジュマルはイチジク属の植物で花が見えないままで実が育つ特徴も一緒です。
種子を含んだ果肉部分と果皮とを取り分けます。カサカサに乾いているので簡単に分けられますね。
果肉部分は乾燥してオガクズ状になっていますが、種子と果肉の見分けが全くつきませんw
だいたいの果実がそうですが種子を包む果肉には発芽を抑制する成分が含まれているので、洗うなどして取り除かないといけないのですが、コレはどれが種でどれが果肉だか判りません。
種子の見分けがつかないので適当に洗い流して分離します。水と振り混ぜて浮遊する軽い成分を洗い流して、沈殿する部分をまた水に混ぜて良く振って沈む成分だけを集めて行きます。
4、5回繰り返した後に一晩漬け置いたんですが、まだこれだけ浮く成分が残っています。キリが無いのでこのぐらいまでにしておきますw
容器の底に沈んだ部分だけを水に混ぜてスポイトで培土に蒔いていくのですが、この段階になってもどれが種でどれが果肉か見分けがつきません。もしかしたら種が成熟せずに落果したものだったのかもしれませんね
ポリポットに詰めた培養土に蒔いてみました。ガジュマルは発芽に水分と温度の他に光が必要な性質があるので、秋の陽射しの当たる場所に置いておきます。成功すれば一月ほどで発芽するはずです。
...が、一ヵ月が過ぎても全く発芽する様子がありません。今年は低温と長雨の秋だったので発芽条件を満たせなかったのかも知れません。種自体も確認できなかったので二重に自信がありません。捨てるのも忍びないので腰水に浸したままで朝日の当たる玄関脇に置いてありました。
一月半が過ぎた今週の台風の前、いい加減に諦めて捨てようとしたのですが、ポットの表面に小さな緑色があるのが目に入りました。よく見てみるともの凄く小さなガジュマルの芽が生えてきています
寒かったのもあるんでしょうけれど発芽するまで一月半も掛かるとは思っていなかったです。
ガジュマルの果実4つから種を取り出しポットに蒔いて発芽したのがわずか3本。あんな大きな樹になるのに双葉は1ミリ程しかありません。まともな苗に育つまでにもまだまだ掛かりそうな感じもしますが、ちょっと楽しみです。
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