これもシーズナルパターン。。。 [休日]
今週の月曜も外房通い。
サカナも簡単には釣れてくれない時期なのは承知ですが、万が一釣れちゃってくれるかもしれませんから磯に立たないわけにはいきません(゚∀゚)
とは言え、夜中から磯に入ると寒くて死んじゃいますから、自宅でゆっくりと寝て4時起きでのんびりと出てきます。5時頃に駐車スペースに到着しましたが、出撃済みの見慣れないクルマが一台と、前乗りで車中泊しているU村さんのクルマしかありません。そのまま仮眠をして6時頃に起きだしたU村さんと東の一級磯に向かいました。
夜が明けて明るくなった直後には鳥が沖合を舞い始めてすごくいい雰囲気です
潮色は澄み過ぎと言うほどではない澄み潮で潮温は15℃くらいでしょうか。ウネリが多少あるものの波がなさすぎるのがネガティブなぐらいです。
遥か沖でもオフショア船が集まっているので、ヒラマサやブリの反応が出ているんでしょうね(´∀`*)
沖で鳥が巻いている下では鵜の群れが沢山潜水を繰り返していて、時折水面にもヒラマサによるものと思しき水柱が上がります。
もうちょい!もうちょいなんですけど寄り切りません。
今日の潮位とウネリでは乗れませんが、鳥山を射程圏に捉えられる磯もありますね。あれがコッチに来てくれれば
...なんて2時間ほど頑張ってみましたが、結局鳥は寄り切らないままでちょっとひと休み的な雰囲気に。この良い雰囲気の中でもU村さんが沖でヒラスズキっぽいバイトを一度得ただけです。
U村さん「あの彼はさっきから固まっちゃってますけど大丈夫ですかね?」「ちょっと心配なんで様子を見に行ってきます('◇')ゞ」
自分たちのいる磯へのルート上の足場で釣りをしている人が居たのですが、言われてみればさっきから釣りをしていないように見えます
U村さんはフルドライスーツにボディアーマー形状のライジャケにグローブとスパイク足袋、ヘルメットに肘あて膝あてのフル安全装備です。途中の低い足場をウネリとウネリの合間を縫って渡り切り、崖下の足場から溝を挟んだ足場の彼に声を掛けます。
U村さんが観察したとおりで、狭い足場上で行くも戻るも出来なくなっていたようで、彼が背負ったタモを伸ばさせて手繰り寄せ、崖下の安全地帯への避難誘導を完了しました。U村さんGJ!これで一安心と思いきや、浜の方を見ると警察に消防が大勢下りてきています
こんな小鳥でも波を読んで荒磯の海苔に集まる甲殻類を啄んでいるんですから、人間はきちんと下調べして装備を整え、いきなり高潮位の磯に入るような無謀をしちゃいけませんよ。
あとで聞いたんですがウェーダー履きにダウンジャケットをインナーに着て外房磯に入ったようです。U村さんが助けに行ったときはウェーダーは浸水してタプタブ、ダウンは水を吸ってボテボテ、身体は冷えて低体温症になりかけて会話もままならないほどだったそうです。ウェーダーにダウンだとあの足場に乗った時点で沈していたハズですが、暫くそのままキャストしていたんでそれなりの装備なんだなと思っていましたが(-_-;)
今日はそれほど時化てもいませんでしたが潮位が高いのでワンドの奥にはウネリや波が差し込みます。救助に来たレスキュー隊員も磯に入るのはおっかなびっくりで全然進んでこれません。U村さんが岸沿いを迎えに戻って誘導してなんとか現場に到着。…外房に限らず外海に面した磯は鍛えぬいたレスキュー隊員でもこの有様です。港湾やサーフで水難救助訓練をしているのは見ますが、磯場で訓練をしているのを自分は見たことがありませんから当然ですよね。だって危ないですもの。
彼が自分の携帯電話で救助要請したようですが、その前に我々に大声で呼びかけるとか、ジェスチャーで知らせるとか助けを求める方法があるのに。
二進も三進もいかなくなってから消防や警察に電話するよりも、早めに近くにいる人を頼って解決策を探るべきだと思うんです。通報を受けて現場に到着するも本人は浜からは死角になる磯に乗っていて、携帯を呼び出しても応答せずに大騒ぎになっていたようです。
救助を終えたU村さんが磯に戻った頃には鳥もすっかり消え去っていました(´Д`)
隣接するサラシ場をサラッとチェックしてU村さんは転戦していきました、自分は下げるまで待ってウェーディングで撃とうと思ったのですが、居眠りしてたら体が冷えちゃったのでここで釣りを終わりにしちゃいました。
春先になると通い慣れた磯に見たことの無い人がやってくるのをよく見かけす。装備がしっかりしてても高潮時に「初めてなんですがあの磯にはどう行くんですか?」なんて聞かれると、初めてならまずは潮の下げる日中に来て地形を確認してくださいと答えますし、装備が明らかに合っていない人が磯に渡ろうとしていれば無理だと教えてあげます。
嫌なロコ(ロコじゃないんですが)だと思われたくないのでフレンドリーに接しちゃいがちですが、危ないものは危ないと教えてあげなきゃダメですよね。本音では子供じゃないんですから教えられて気がつくようじゃダメだと思うんですが。こういう大騒ぎが重なると漁師さんや地元の方、地域の消防や警察の皆さんに迷惑ですし、いずれは我々釣り人全体が批判の対象になりかねませんからね。
今回の方のクルマの助手席には”房総半島地磯ガイド”が置いてありました。あの本は凪の干潮を想定してウェーダーで入釣する方法が書いてあるから甘く見ちゃうんでしょうね。出版社さんも外洋に面した磯にウェーダーで入釣することの危険性を強く書いて欲しいものです(# ゚Д゚)
ヒラスズキタックル
TMSRS-110/11 + 13STELLA SW5000HGS + Super X-wire8 #1.2 + POWERLEADER FC 30lb
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